YAMADA'S
“SYOUBU-MESHI”山田の勝負メシ
現役生活50周年を迎えた、
伝説のプロレスラー藤波辰爾さんが語るプロレスへの想い
アスリートたちにとって、日本を代表して戦うことは特別な想いがあり、そこに至るまでの熱いストーリーがあります。大事な試合に挑むのは孤独な戦いかもしれません。しかし頑張るアスリートのために、山田水産にも何かできることがあるのではないだろうか、そんな想いから誕生した山田の勝負飯プロジェクト。
古くから人々の”元気の源”として愛されてきたうなぎを、現代のアスリートに”エネルギー源”として提供し、食を通してアスリートのみなさんのサポートをしよう!私たちはこう決意しました。
この企画では、プロジェクトの発起人であり、自身もマラソンsub3.5ランナーとして別大マラソンへの出場も果たす自称アスリート(素人)の山田信太郎社長が、日本を担うアスリートと対談し、スポーツの魅力と食べることの大切さをクローズアップします。
第5回のゲストは、昨年でデビュー50周年を迎えた伝説のプロレスラー、ドラゴンこと藤波辰爾さんです。5月に志布志市にある『うなぎの駅』で山田水産初のプロレスイベントを終え、プロレス熱が冷めやらぬ山田社長との今回の対談。デビュー当時のおはなしから師匠である猪木さんとのエピソード、現役生活に対する想いや日頃の食生活まで余すことなくおはなしいただきました!

食べることに貪欲な人こそが強いプロレスラーになれる
まずはデビュー50周年おめでとうございます!
ありがとうございます。昨年がデビュー50周年の年で、今年で51年目を迎えることができました。ちょうど50周年の興行がスタートした頃に新型コロナウイルス感染症が拡大し始めてしまって、1年大会を開催することができなかったんですが、2022年12月1日にやっと50周年の記念大会を代々木体育館で開催できる目処が立ちました。
ファンのみなさんも今からとても楽しみにされていると思います。子どもの頃からずっと藤波さんのご活躍を拝見していたので、こうしておはなしお伺いできてとても嬉しいです。藤波さんが別の企画で、志布志市の「うなぎの駅」に撮影でいらしてくださったときは、社員もみんなとても喜んでいました。今日はプロレスファンとしていろいろなおはなしを聞かせていただきたいと思います!
こちらこそよろしくお願いします。今日の鰻重も本当に美味しかったです!小鉢のキンピラも美味しかったな〜

ありがとうございます。藤波さんは今も現役でご活躍されているわけですが、若手の頃から食生活で気をつけていらっしゃることはありますか?
今の選手はいろいろと気をつけている選手も多いみたいですが、僕らの頃は好き嫌いを言わずに食べるように言われていた時代ですから、作ってもらったものを何でも食べていましたね。
スポーツにとって食事はとても大事ですよね。
そうですね、食べるのがまずは第一ですね!たくさん食べられる選手はやっぱり強いと思います。食べられる選手の底力は強いんです。
鰻と一緒ですね。たくさん餌を食べられる鰻は身の質がよくなるんですよ。食べられる意欲のある鰻を食べることでパワーがでます。
地方巡業に行くときも現地で必ず身体にいいおやつを買って食べていましたね。特に鰻の骨せんべいをいつもバリバリと食べていました。骨が強いのもそのおかげだと思っています。
サプリやプロテインはまだあまりメジャーではない時代ですよね?
なかったですね。だから今でもサプリもプロテインも飲まないですね。
そうなんですか!50年も現役で活躍されていて、ノーサプリとは驚きました!
我々の若い頃に比べて、今の若手選手は身体の見栄えはいいんだけど、厚みはないなと思いますね。あと骨が細い!私たちはよく骨太だと言われていましたから。

確かに昔のレスラーはみんな厚みがありましたよね。身体の厚みは食べる以外に何が影響していると思いますか?
トレーニングのやり方ももちろん違うと思いますね。あとは日光浴ですかね。昔は選手は移動中でも宿舎についても、ちょっと太陽が出ていれば、積極的に肌を焼いていました。
意識して焼いていたんですね。サイパンでの合宿も雑誌に載っていましたよね。
そうですね。僕も昔は月に1回サイパンに行っていましたよ。でもやっぱり食べることに貪欲であることでしょうね。僕は食べることが大好きだから、強い身体になれたんだと思います。汗をたくさんかきながら、熱いちゃんこをいっぱい食べることも、練習のひとつでしたね。
お酒は飲まれるんですか?
もちろん飲みますよ!でも昔のようにビールをがぶ飲みしたりはしません(笑) 今は晩酌で焼酎を1〜2杯というくらいですね。雰囲気を楽しむ感じですね。
防衛戦のあとの週刊プロレスを見ると、みなさんビールで大宴会されてましたよね。
昔はビールで身体を太らせるぞ!とか言って、ちゃんこを食べるときもビールを丼に入れて飲んでましたからね。今考えると身体によくないですよね(笑)

藤波さんは若手の頃から、体格の印象が変わらない気がするんですが実際いかがですか?
ここ何年かは体重をあまり落とさないように意識していますね。僕にとってリングに上がることが健康管理のひとつなんだと思います。健康でいるために、現役でいるようなものですね。腰のケガや胆石などは多少はありますが、他はあまりないですね。
猪木さんはどんな食生活だったんですか?
猪木さんは地方でも行く先々で馴染みの店があるので、そこで食べていることも多かったですけど、選手たちと一緒に旅館の大広間で和気あいあいと食事をすることもありましたよ。
プロレスラーの方は鰻がお好きな方が多いですよね。縁起物や勝負メシとして試合前に食べているというおはなしをよく聞きます。
やっぱり鰻は食べると元気がでますからね!みんな昔から食べてましたね。鹿児島に行くと、猪木さんが天文館の近くの鰻屋さんに連れていってくれるんですよ。それがとても嬉しかったですね。