YAMADA'S
“SYOUBU-MESHI”山田の勝負メシ
試合前の食事管理がパフォーマンスを向上させる鍵
明日ゲームじゃないですか、僕もフルマラソンやっているので、レースに合わせて食事の管理をしてカーボローディングを行なっているんですが、ラグビーの場合って前日ってどのような食事管理をされるんですか?
試合の前日、当日というのは、やはり炭水化物など消化の良いものを食べることが基本になっています。個人的にはお肉を食べる選手とかもいますよ。
ラグビーの場合は、体重制限がないので、そこまで厳しい食事制限というのはないんですけど、でも試合の前日、当日はカーボローディングをしています。
立川さんが、普段の食事で気をつけているポイントを2つぐらい教えてください。
僕が気をつけているのは、1日の食事のタイミングですね。例えば、朝に抜いてお昼ドカ食いするとか、そういうのはやめるようにして、バランスよく食べるように気をつけています。そこが一番のポイントで、それをしっかりとするようになってからは、本当にパフォーマンスも安定しました。食事っていうのは本当にパフォーマンスにつながっているんだなというのは感じるようになりましたね。
最近はアスリートのみなさんの食に対する意識がどんどん高くなっているなと感じます。僕がラグビーをしていたときもそうでしたけど、昔は牛丼3杯とか食べている選手いましたからね。今はもうあんまりそういう選手もいなくなりました?
今は本当に減りましたね。あとお酒を飲む選手も減りました。僕が若い頃は、練習が終わった飲みに行くことが当たり前でしたから。なんならもう試合終わりのロッカーで飲んでいるぐらいの(笑) 今はやっぱり変わってきましたね。
アスリートとアルコールの距離ができていますよね。
そう思います。みんなプロ意識を持って、自分の食べる物に責任を持ってやっているような感じがしますね。
管理面とトレーニング技術が向上したことで、選手生命が伸びているように感じているんですよね。昔は、大学ラグビーで活躍していた勢いで社会人のチームに入っていたのが、逆に大学で活躍する人がちょっと社会人で花開くまで時間がありますよね。
そうですね。本当に即戦力としてすぐ出る選手は少ないかもしれないですね。
立川選手は今年で33歳ですよね。
そうです、33歳です。
このくらいの世代が、知識と技術があって活躍されていますよね。
ポジションにもよるとは思うんですけど、経験がとても重要になってきたり、選手寿命も長くなってきたりしていますね。
スポーツ界全体でそうですよね。
昔は、33〜35歳というともうすごくベテランでしたけど、今は38歳くらいのと選手もまだまだいるので、本当に選手寿命が延びているとは思いますね。
そうした視点で見てみると、僕ら経営者の世界は、そこに意識がある人とない人が違っていて、逆に経営者生命が短くなっている気がしますね。
短くなっているんですか!
時代についていけている人といけていない人の差ですよね。僕はよく、「経営者なのになんでそんなに管理したり、トレーニングしたりするの?」と聞かれるんですよ。でも僕はトレーニングをすることによって、自分のいろんな視野が広がって、スキルが高くなる気がしますね。
イメージ的になんですけど、恰幅のいい経営者の方が減りましたよね。
やっぱりそういう会社は続かなくなっているんですね。
しっかりトレーニングされて、食事管理もされている方が多くなったように感じます。
前日クラブで飲んで、二日酔いでいるような社長の会社は伸びない。
そうですよね。そんなイメージはありますよね。
僕はちょっと筋トレしすぎって言われていますけどね(笑)
僕らよりもトレーニングしていると思いますよ。
立川さんの「いいね!」が僕の励みになっていますから!
すごいメニューをこなしていますよね!
ラグビーの代表戦が近づくと、なぜか身体が仕上がるんですよ(笑)
めちゃくちゃ走ってるなっていつも思ってます!
そうなんですよ。鰻師の加藤さんは、大学の先輩なんですけど、「大学時代にあれぐらいやれよ」って言っていますから(笑)
本当に僕らよりもすごくストイックにトレーニングされているなと思っています!
アスリートに対してリスペクトの気持ちがあるので、お会いする前にちょっと身体に張りを持たせていないと申し訳ないなと思っているんですよ。
日頃あんな風に鍛えているなんて本当に素晴らしいです…!
選手と同じ気持ちで試合を観戦しているので、いつも試合終わったら疲れるんですよ。トニーブラウン監督並みに指示だしていますからね(笑)
そこまで!(笑)
次はハンチングを被ろうかなと思っています(笑)