山田水産株式会社

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鰻師日記

初出荷

2014年09月06日 21:47

先週の29日、昨年末に池入れたシラスウナギ君達が
成長しようやく初出荷を迎えました。

海、河口で採れたシラスウナギ君達がやって来て、
池に放たれ、環境に慣らし、餌付けしてからちょうど
約8か月、長いと言えば長いし、あっという間と言えば
あっという間でした。

今期池入れのシラスウナギ君達は、餌付けから、
春、梅雨時期、夏と特に大きな病気にかかること無く
出荷を迎えました。

今期は例年通りの量が池入れできたので、これから
150回を超える出荷が始まります。
出荷のペースは9月、10月と徐々に上がって行き、
それ以降はひと月に100トンを超える出荷量になる
予想。

しかし、その予想通りに行くか行かないかは今後の
飼育管理次第です。
これから秋を迎え、年越しの冬、そして春へと季節は変わります。 給餌は毎日続き、
その日その日の餌を食べた、食べないという短い視点と、いつ頃出荷になるか、
という数か月先の長い視点の両方を持ち合わせて管理にあたることがポイント。

20年、30年と経験の長い先輩方はそれが、肌で、感覚で分かっていて、毎年毎年
トラブルなく安定して出荷に結び付ける。
私達の経験はまだ20年に届かないけれど、謙虚な姿勢と探究心、実直さを持って
残るウナギ君達を出荷まで順調に育ててあげたい。
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